ちょっと一息
お仕事お疲れ様でございます。
先日、「生活に関わるお手伝い」・・・
何と記載すればいいのか迷ったのですがこの表現になりました(^^♪
を山崎梱包でさせて頂きました。
今回は、弊社をHPでご覧になった外国人の個人のお客様なのですが
日本がコロナウイルスで外出禁止等になっている関係上、お仕事が全く出来ず
仕方なく、祖国に帰国されることになり、ウッドベース(大型の音楽楽器)を
ハンドキャリー(搭乗客と一緒に飛行機で運ぶ)事になりました。
私も初めて知ったのですが、
航空会社によっては、大きな貨物(ハンドキャリー)の場合は色々と規制があるんです!
通常、楽器等はソフトケース(布製)ではなく、ハードケースに入れて欲しいというのが一般的みたいですが、
今回のお客様は、ソフトケースしかなく、航空会社に問い合わせたところ、木箱でないといけないとの事でした。
(なぜ木箱? 理由は下記にて・・・)
今回は少し日本語が出来る方でしたのでコミュニケーションが沢山取れとても助かりました。
結果、弊社で再度航空会社にお電話で詳細を確認させていただき、最適な仕様を決めさせていただきました。
今回のポイントは・・・
・航空会社が扱ってくれる仕様にすること
(木枠や木箱を指定。堅い段ボールのトライウォールの話をしましたが不可でした)
⇒理由:今回は大型の楽器だったので、乗客部分(上段)ではなく貨物スペース(下段)に乗せるため、
商品が動かないようにロープ等で厳重に固定するため、
その枠組みも頑丈な物でないといけないとの事でした)
・お客様が運べること
(お客様は、ハンドキャリーですので飛行場内を自身で持ち運ぶこととなります。
今回は、お客様の台車があったので、そちらを活用できるようにさせて頂くと共に、
軽量化・省スペース化を図り、お客様にも航空運賃にも優しい梱包を目指しました。)
・楽器が壊れないようにすること
(ウッドベースは繊細な部分も多いみたいです。固定する箇所に限りがあり、少し苦労しました。)
・開梱が簡単であること
(今回は個人のお客様です。飛行機を降りた後、即開梱の場合、ドライバー1本で簡単に開梱できる仕様にしました。)
・納期が3日間しかない事
(お預かりより、梱包設計、梱包、航空会社への容器重量報告と急いだ3日間でした)
結果、下記のような木箱を作成しました。
この木箱は立てても、横にしても、どの向きにしても中の楽器が動かないような仕様にしました。
また、楽器ですので固定方法もソフトタッチで、かつ、動かないという難題もクリアしました。
今回は、プロの音楽家の方だったのですがコロナウイルスの影響で日本での公演が出来ないために帰国されるとの事でした。
帰国されても、2週間の在宅隔離だそうです。そして、いつ日本に来れるかはわからないそうです。。。
梱包完了後、関空までお送りさせていただきました。
最後に「日本にまた来てくださいね!」と笑顔でガラガラな関空の建物内でお見送りをさせて頂きました。
そして数日後、無事に自宅に到着した旨と、楽器も無事に運ぶことが出来たとの連絡を頂きました(^^)/
この連絡で、ようやく一息つけました。
山崎梱包では、法人様に限らず個人様のお仕事もお受けさせて頂いております。
また、特殊梱包が必要な楽器や美術品なども弊社で出来ることはお受けさせて頂いております。
何かございましたら、お気軽に山崎梱包までご相談願います。
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山崎梱包は、各種輸出梱包(段ボール、木箱、YAMAKON BOX)から
国内梱包(流通加工、配送)まで物流に関する事業を行っております。
もし、何かございましたらお気軽にご相談くださいませ。
http://www.yamakon.co.jp
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